死後の世界を証明?臨死体験から生還する方法とは

臨死体験が教えてくれた宇宙の仕組み


 

死後の世界はあるのでしょうか。

このテーマは主観がかなり入るため、誰もが納得するレベルでの証明は今だ無いと思います。

今回彗星探索家で知られている木内鶴彦氏の『「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み』を読みました。

私ごとですが、今まで考えてもいなかった新しい概念をこの本で知ることができました。

非常に興味深かったのは、臨死体験したときに生還する方法が説明されているくだり。

以下に、この本について共感したところなどをピックアップしてみます。



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木内鶴彦著『「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み 』について

この本を読むきっかけと概要

この本を読むきっかけは、先日聞き流していたFM放送で、Chageさんが臨死体験の話をしていたことに始まります。

対談相手は、木内鶴彦氏。

その対談では、木内氏がいくつかの彗星や惑星を発見して自らの名前をつけたことや、死んだ時にとても不思議な世界を観てきた話をされてました。

特に「死後の世界」の話がかなり面白かったので、取り敢えず木内氏の著書中、一番人気があった本『「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み』を即買って読みふけってしまいました。

 

この本の構成は、第一章と第二章でそれぞれ、一回目と二回目の臨死体験のことが書かれています。

第三章以降は、その体験の意味やそれに対する仮説、そして臨死体験の時に知人などにしかけた様々なトリックやその回収、そしてその結果から死後の世界はどうなっているのかを結論づけています。

続いて宇宙誕生のいきさつ、ピラミッドやUFOをはじめ地球上の謎の解明、今後地球はどうなっていき、私たちはどう生きたらいいのか、などに続きます。

 

臨死体験は2種類ある

著者によると、臨死体験には2種類あるそうです。

私にとって臨死体験ははっきりと二つにわけられます。すなわち、心臓が止まる前の洞窟や花畑の丘にいた体験、これを第一次臨死体験とすると、心臓が止まったあと、意識だけになって時空を移動した体験は第二次臨死体験といえます。(52ページより)

 

一次体験の方は、ぼんやりとしたのなかのような出来事とのことで、二次体験の方はまるで現実そのものだといいます。

その中でも心臓が止まったあとの第二次臨死体験の体験談が、私が今まで知っているものと大分違っていたので、これを知っただけでも読んでよかったと思いました。



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臨死体験から生還するには

著者は第二次臨死体験の際に、私たちのふるさとである「膨大な意識体」にアクセスしたそうです。

ただ、そこに吸収されたら生還はなかった、と述懐しています。

それでは、なぜ著者は「膨大な意識体」に吸収されることなく生還したのでしょうか。

心肺停止になり、意識が肉体から離れたとき、私は自分の意識を過去や未来に飛ばしてしまいました。そうやって意識を「いま」からずらしたために、意識の空間に微妙なひずみが生まれたのです。(中略)

ですから皆さんがもし臨死体験になったら、自分の意識を一日、二日でも過去に戻したり、未来のことを想像してみたらいいと思います。すると空間にひずみができるので、自分という意識を持ったまま、過去や未来に行くことができます。(93ページより)

 

著者は、臨死体験のときに未来へ行って未来の自分を見たそうです。

だから自分が生き返ることがわかったのですが、もし未来に自分が見えなかったら生き返らないかもしれないとのこと。

でも面白いことに、そうなっても場合によっては新しい生命体(著者いわく、脳細胞が完成されていない胎児)に入ることができるそうです。

成功すれば生まれ変わりになりますが、著者の場合は生き返ることになっていたので元よりはじかれたとのこと。

 

でも実際に他人の身体に入り込んで自分のメッセージを相手に理解させたり、過去の人物に入り込んで文字を書かせたりは出来たそうです。

著者は蘇生したのちに臨死体験中のことを裏取りしたのですが、全ては事実だったと結論づけます。

とても驚くべきことだと思います。



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一番印象に残ったところ

この本には驚いたり初めて知ることがまだまだ多くあったのですが、私が一番印象に残ったことを一つだけ。

それは守護霊と言われているものが実は自分自身のことではないかという著者の仮説。

著者は過去に、後ろから「危ない!」と誰かに声をかけられたおかげで死を免れた経験がありました。

そのことをずっと不思議に思っていたので、臨死体験中に過去に飛び、声の主を確かめに行ったそうです。

すると過去の自分に声をかけてしまったのは他ならぬ、臨死体験中の著者自身。

著者はこの体験から、守護霊と呼ばれているものは、実は死んだ自分が過去に飛んで自分を守っているのではないかと述べています。

このような視点は今まで考えたことがなかったので、とても新鮮で印象に残りました。

 

まとめ

著者の木内鶴彦氏は、航空自衛隊勤務の時に臨死体験にあい、それから彗星捜索家になったそうです。

本を読む限り、その裏付けある実績や一歩引いた客観的な考え方にとても力を感じました。

この本に書いてある内容は信じがたい話ではあるものの、終始一貫性があり、技術屋の私でも共感出来ることが多かったです。

 

宇宙の始まりから、生命の始まり、そして地球の行先に待ち受けていることまで、著者が臨死体験によって悟られたことなので、それが本当なら色んな謎が説明できるはず。

もちろん客観的に証明が出来ないので、最後は木内氏を信じる信じないになりますが、私は今のところ信じても良い派です。

ただ、この本ではまだ多くは語られていないような雰囲気を感じるので(書けないことが多いのかも)、今後の著作に期待したいと思います。