先日、やっと「シン・ゴジラ」を観に行くことができました。
シン・ゴジラは、日本のゴジラシリーズとしては通算29作目に当たる作品です。
『シン・ゴジラ』は、2016年(平成28年)7月29日公開の日本映画。総監督・脚本は庵野秀明、監督・特技監督は樋口真嗣、主演は長谷川博己。東宝製作のゴジラシリーズの第29作であり、『ゴジラ FINAL WARS』以来約12年ぶりの日本製作のゴジラ映画である。by Wikipedia
8月は何かと忙しくて、もう映画館では観れないかなと思ったのですが、なんとか念願が叶いました。
でもすでにパンフレットが品切れで、その点は残念…。
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シン・ゴジラの感想
あくまでも私の感想ですが、シンゴジラはかなり良かったです。
少なくとも映画館で観て正解だと思いました。
ゴジラを倒す作戦には少し無理があったようにも思えましたが、それを差し引いても前半の1時間ちょっとまでの、ゴジラ攻撃に至るまでの緊張感はこたえられないものがあって、それだけでも十分見る価値があったように思います。
昔の特撮だったら、ゴジラを倒すために簡単に攻撃指令を出すと思うのですが、この映画では、周辺住民への影響、放射能漏れをどうやって国民に伝えるのか、避難指示の方法、法的に自衛隊の出動はどうなのかなど、決め事がたくさんあって、そのあたりにとてもリアリティがありました。
このシン・ゴジラはどこに焦点を当てて観るかで、評価が分かれるところだと思いますが、国防という観点から考えた時に、とても考えさせてくれる映画です。
シン・ゴジラの見どころ
(前列左から)庵野秀明、竹野内豊、長谷川博己、石原さとみ、高良健吾(後列左から)樋口真嗣、尾上克郎、市川実日子、大杉漣、塚本晋也、松尾諭
※画像引用:ウィキペディア
「シン・ゴジラ」の名前の由来ですが、総監督で脚本担当の庵野秀明(あんのひであき)氏が命名したそうで、冒頭の「シン」には「新」「真」「神」などの意味が含まれているそうです。
庵野監督はエヴァンゲリオンの原作・脚本・監督で有名ですが、このシン・ゴジラには、エヴァンゲリオンのテーマ曲が、いくつものアレンジで随所に散りばめられています。
これが違和感ないんですよね。
私はガチガチのエヴァファンではありませんが、それでもこのシン・ゴジラとエヴァンゲリオンの共通点はいくつか見て取れました。
ネタバレは避けますが、例えばゴジラと使徒は共に神的存在になっているとか、ゴジラは何度か形を変えるのですが、その中で使徒と似ている形態があったり、作戦名が「ヤシオリ作戦」(エヴァンゲリオンではヤシマ作戦)とか、その他色々…。
エヴァファンにはこたえられない作品であることは言うまでもないと思います。
その他面白い話では、シン・ゴジラに登場する防衛大臣は花森麗子(余貴美子)という女性なのですが、最後のエンドロールには、取材協力として「小池百合子」の名前が入ってるんですね。
小池さんは短い間でしたが(2007年7月4日から同年8月27日まで)、防衛大臣を務められたことがあったので、その実績もあってのことなのでしょうか。
そのため、シン・ゴジラに登場する余貴美子さん演じる防衛大臣のモデルは、小池百合子さんだとも噂されていますが、観ていて納得でした。
9月2日のスポーツ報知に小池さんがシン・ゴジラについて語っていた記事がありましたので、下記に引用してみます。
公開中の映画「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)に登場する女性防衛大臣(余貴美子)が、小池氏がモデルだと石破茂元防衛相が発言していることについて 「残念ながら拝見しておりません。モデルは小池じゃないかと言われてますので、ぜひ見に行きたい」と話した。
防衛省の実態について「庵野監督に事前に相談 を受けまして」と明かし、その際に「ぜひ電線をゴジラが取るのをやめてほしい」と言ったんですが、「あれはゴジラの大好物なので」と断られた秘話も語っ た。
※引用:ヤフーニューススポーツ報知
小池百合子さんのクレジットは、どちらかといえばエンドロールの最後の方になるのですが、その他大勢の中に入っていますので、見逃している人は多いと思います。
これからご覧になる方はくれぐれもお見逃しなく。
来年DVDで見る方は、現在の防衛大臣である稲田朋美さんを思い出すのかもしれませんね。
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まとめ
私ははじめ、シン・ゴジラには映画館へいくほど惹かれてはいませんでした。
きっかけは、8月初め頃放送された「ザ・ボイス そこまで言うか」だったのですが、登場するコメンテーターの方々がこぞってシン・ゴジラを絶賛するんですよね。
正直、それに煽られたところもありました。
私が聞いたのは、潮匡人さん、高橋洋一さん、上念司さんのお三方だったのですが、一様にゴジラ以外のリアルさは半端ないとのこと。
特に会議の招集や進め方、官邸の雰囲気、自衛隊の防衛出動に至る法的な手続きや伝言ゲームなどについては秀逸で、かなりのリアリティがあるとのことでした。
まだご覧になってない方はぜひ!
下の動画は今見つけたのですが、面白そうな企画ですね!