「入社1年目の教科書」感想と内容~新人もベテランも一生使える50の指針とは

入社1年目の教科書


 

岩瀬大輔著『入社1年目の教科書』を読んでみました。

タイトルから今更感もあったのですが、定期購読している週刊ダイヤモンドで長期間広告掲載されてるのが気になって・・・。

ただ私は新入社員ではないものの、今は職種を変えるために半リタイヤ中。

良い本は読み手を選ばないので、今回はタイトルを気にせず読んでみました。

 

結局、予想外に取り入れられることが多かったので、読んで良かったです。

この本で気になったところなどをこちらにメモしてみたいと思います。

 

岩瀬大輔著『入社1年目の教科書』について

概要

ベテランも新人も、今日から仕事への取り組み方や考え方がすぐに変わり、一生役に立つ「指針」となる一冊。東大×MBAで30代でライフネット生命保険の 副社長になり、ダボス会議の「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」に選出された著者が初めて語る、仕事における原理原則とその具体的方法。

※引用:Amazon 岩瀬大輔著『入社1年目の教科書』内容紹介

 

この本では、「はじめに」で仕事における3つの原則(後述)を説明し、本文で50の指針を紹介しています。

本文には4つのコラムが時々入り、「おわりに」で締めくくられます。

巻末には著者おすすめの本12冊及び、著者がフォローしているツイッターアカウントが20個弱紹介されてました。

 

この本、新入社員がしっかり読み込んで実践すると、周りと頭一つ二つ抜けてくると思います。

頭ではわかっているけど、自分に負けて感情レベルになっている人、私も含めて結構いますので。

年配の人が読んでも、本とのつきあい方や健康の考え方などなど、はっと気付く点が多いのではないでしょうか。

「一生使える」の言葉通り、手元に一冊あってもよい本だと思います。



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仕事における3つの原則とは


著者は何度か転職を経験していますが、組織は変わっても自身の中で変わらなかい「」のようなものがあったそうです。

それが仕事に取り組む際に大切にしてきた3つの原則になります。

決して目新しいものではありません。驚くような秘密が隠されているわけでもありません。ごく当たり前の小さなことの数々です。しかし、3つの原則を死守してきたからこそ、僕の成長は加速されたと信じています。(2ページより)

 

その3つの原則とは、こちらになります。

1)頼まれたことは、必ずやりきる
2)50点で構わないから早く出せ
3)つまらない仕事はない

 

上記3つを300点満点とすると私は200点程度でしょうか。。

どんなときも、この3つを死守する。
それだけでも仕事のスピードが上がっていきます。
と同時に、チャンスが次々とやってくるでしょう。(11ページより)

 

新人もベテランも一生使える50の指針

「新人もベテランも一生使える50の指針」は 、この本の帯に書いてある言葉なのですが、なんて響きの良いフレーズなんでしょうか。

表面的な意味を読み取ることは新入生もベテランも同じですが、経験の度合いによって読み込める内容は大きく違ってくると思います。

いわばこの本は仕事の基本書のようなもの、という位置づけでしょうか。

50の指針には1~50まで番号が振ってあるのですが、私が特に気になった指針は以下になります。

 

2.メールは24時間以内に返信せよ
※対応が早いだけで2割増しの評価が得られるとのこと

19.コミュニケーションは、メール「and」電話
※メールに「重要度高マーク」「開封要求」マークを付けないこと。相手にとって重要度が高ければ電話、対面でフォローする

21.ファイリングしない。ブクマもしない
※検索、情報収集という観点から見ればツイッターはおすすめのツールだそう。自身がつぶやく必要はなく、優れた論壇の人のつぶやきリンクから有益な情報源にたどりつけることもあるとか。

25.社会人の勉強は、アウトプットがゴール
※文字通りですが、本を読んで終わりになることがよくあります

26.脳に負荷をかけよ
※本を読むだけならテレビと同じ。読んで理解し、それを自分のビジネスにどのように生かせるか徹底的に考える。いわば「脳の筋トレ」を実践する

29.新聞は2紙以上、紙で読め
※著者が読んでいる新聞は、日本経済新聞、朝日新聞、フィナンシャル・タイムズの3紙。たった2種類の新聞を読むだけで違う日本が見えてくる。テレビやラジオは著者は一部を除いてすすめておらず、その時間があれば新聞や本を読むことを推奨しています。

42.休息を取ることも「仕事」だ
※最も考えるべきは睡眠だそうです。

43.ビジネスマンはアスリート
※食事は睡眠と同じように重要。特に朝ごはんを食べることを徹底すること。運動は体力をつける目的ではなく、頭をすっきりさせるためと思ってやるほうが続く。



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まとめ

多分、血の気の多いビジネスマンはこの本からもっと多くのものを引き出せると思います。

本文に時々入るコラムも、とても参考になりました。

特に私は3つ目のコラムが一番刺さりました。

社会人として最も大事なスキルは、一緒に仕事をして楽しいと思ってもらえるかどうかということではないでしょうか。(中略)

こんなことを言うと皆さんの上司に怒られるかもしれませんが、趣味を伸ばすこと、本を読むこと、体のコンディショニングなどは、仕事が終わってからの空き時間で済ますような重要度の低いものではありません。(188ページより)

 

要は、最新のビジネススキルよりも、人間としての印象を良くすることや、魅力的な人間であることが大事だということ。

この3つ目のコラムは私自身、しばらく大事にしたいですね。

 









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