殿堂入りメールマガジン『国際派日本人養成講座』は創刊20年になるのですが、この度ダイジェスト版『世界が称賛する 日本人が知らない日本』(伊勢雅臣著・育鵬社)が発売されました。
本書では日本人の素晴らしい人間性が、実際のエピソードを交えて数多く紹介されています。
私は、日本からほとんど出たことがないため、自分を日本人として意識したことはほとんどありません。
また、海外の知人もいないので気づかなかったことも多く、読後に反省するところが多くありました。
私自身、日本人として誇れるアイデンティティがとても不足しているように思いますので、その点でも読んで正解でした。
今まで以上に日本を知りたい方、日本を好きになりたい方には最適な一冊だと思います。
以下に本書の概要や感想などを書いてみたいと思います。
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本書の概要
以下はアマゾンの内容紹介です。
殿堂入りメールマガジン『国際派日本人養成講座』の集大成!
これぞ〝クール・ジャパン〟の決定版! 待望の書籍化!あなたは自分の言葉で日本を語れますか?
“海外で暮らすには、心の中で自分を支えてくれる母国が必要だ。自分の中の「見えない根っこ」を見出し、自分の言葉で「日本を語る」必要がある”本書は、欧米で企業経営者として活躍しながら、殿堂入りメールマガジン『国際派日本人養成講座』を配信し、将来の日本を背負う人材を育てている著者20年間のベスト・セレクション。
メールマガジンのベストセレクションとのことなので、読後すぐに著者のメルマガに登録しました。
現在1000記事近くアップされており、カテゴリごとに記事が分けられているのでとても貴重な情報源になると思います。
本書は約260ページで、関連書籍からの引用も豊富です。
それゆえ、読書する際の道しるべになる一冊かもしれません。
以下は本書の目次になります。
まえがき
第一章 あなたは自分の言葉で日本を語れますか?
第二章 クール・ジャパン-日本の何が凄いのかを知ろう
第三章 日本らしさとは何か-自分の中の”見えなかった根っこ”を見出そう
第四章 世界史の中の日本-歴史の荒波を乗り越えた先人の知力と胆力に学ぼう
第五章 THE GLOBE NOW-現代国際社会をどう生きればいいのか
あとがき
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感想&まとめ
ダイジェスト版ということもあり、全てにおいて勉強になりました。
特に、私が知らない書籍が多く引用されていましたので、今後の読書に大いに参考になりそうです。
歴史を勉強することがなぜ大事なのかについて、あらためて再認識できた本でした。
私ごとですが、第一章の「あなたは自分の言葉で日本を語れますか?」に関しては、情けない話、ほぼ語ることができませんでした。。
今後は日本人や日本の歴史について学ぶ際に、本書で紹介されている書籍も頭に入れながら読書していきたいと思います。
「日本を語る」ということは、単に外国人に日本はどういう国であるかを客観的知識として語るということに留まらず、
「我々日本人はどのような文化的個性を持った民族であるのか、何を大切にして生きているのか」という、自分自身の「見えない根っこ」を語る、ということに他なりません。
それが外国に行って、外国人に「日本はどういう国か」と聞かれて答えられない、というのは、豊かな「根っこ」に育てられながらも、それを自覚していないということです。
戦後の教育の一番の欠陥がここに現れています。(29ページより)
この本に出会えたことに感謝です。