今回は中四国初のラウンドアバウトをご紹介します。
ラウンドアバウトは信号のない交差点で環状交差点とも呼ばれます。
ルーツは1600年代のロンドンの辻馬車。
スムーズに交差点を通過しなければいけないことから必然的にロータリー構造になったそうです。
それはともかく今年の4月末頃、岡山に中四国初のラウンドアバウトが完成しました。
こちらでは何度か通行してみた感想などを書いてみたいと思います。(動画もあります)
岡山のラウンドアバウト
中四国初になる、岡山のラウンドアバウトは浅口市寄島町に存在します。
わかりにくいですが、こんな感じの交差点です。

場所はこちら。
今年1月に通った時はすでに工事中で、完成が4月末頃だったので、着工から完成まで4~5ヶ月かかったのではないでしょうか。
この交差点は交通量が比較的少ないので、導入されたのだと思います。
ラウンドアバウトは交通量が多いと成り立たない交差点なので、適度に交通量が少ないのがベストなんです。
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通行方法
通行方法は、環状交差点の手前で一旦停止、流れている車が行き過ぎてから環状交差点に入り、時計回りに回りながら、左ウィンカーを出して交差点を出ます。
大体どこのラウンドアバウトも通行方法は同じだと思います。

※画像引用:岡山県ホームページ
ラウンドアバウトのメリット
一般的にラウンドアバウトのメリットは多くあると聞いています。
代表的なものでは、交差点に入るときはスピードを落とさざるをえないので、出会い頭の死亡率が減ることでしょうか。
コストに関しては、信号機はいらないものの、中央に植物を植えたり、夜の外灯が多くなったりすれば一概に信号機よりも安いとは言えなくなるようです。
ただ信号がないので停電時の混乱や事故は防げますよね。
信号待ちをしなくていいのもメリットになるのかもしれません。
逆にデメリットは、交通量の多いところでは渋滞を招く、くらいでしょうか。
でもその辺りは着工前から十分調査しているはずなので、問題なさそうです。
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通行して感じたこと
実際にラウンドアバウトを通行してみたのですが、特に違和感なく通行できました。
もともと信号がない、だだっ広い交差点だったのですが、本線に入るときに一旦停止して左右を確認するストレスは無くなったように思います。
時々猛スピードで走ってくる車がいますので。。
もともとはこんな感じの交差点でした。(グーグルストリートビューより)

ただ、こちらのラウンドアバウトは周回円が小さいのか、ウインカーを出すタイミングが難しい。
あと右にハンドルを切りながら左ウインカーを出すので、ウインカーが入らないことが時々あり、その辺りが少しストレスになってます。
実際に通行された方の印象を聞いてみたいです。
こちらが実際に通行した時の動画です。工事中の様子も入ってます。
まとめ
ということで、今回は中四国初のラウンドアバウトについて書いてみました。
次はどこにできるのでしょうか。
交通量が多いところには作れない交差点ですが、実際走ってみた結果、メリットは大きいと感じました。
こちらの交差点もモデルにしながら、今後どんどん増えていって欲しいです。