笠岡湾干拓地のポピー畑(道の駅笠岡ベイファーム)咲いてはいけない花が…

笠岡湾干拓地のポピー畑a~2016年5月


 

岡山県の笠岡湾干拓地にあるポピー畑に行きました。

冒頭の画像がその時の写真です。

ラジオで聞いたのですが、こちらのポピー畑は4ヘクタール(1ヘクタール=100平方メートル)で1000万本もあるらしく、6月初旬まで見頃が続くとのことでした。

こちらではその時のポピー畑の写真を中心に、ポピーはどんな花なのか、そしてポピー畑で見た面白いもの、また、笠岡干拓地の簡単な説明などもしてみたいと思います。

また余談になりますが、昨年こちらのポピー畑で咲いてはいけない花が咲いていました。

ピンとくる方はもうわかると思うのですが、拡散の意味も含めてその花のことも、後でご紹介したいと思います。



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笠岡湾干拓地のポピー畑について

それでは笠岡ポピー畑の今年の開花状況から書いてみたいと思います。

2016年のポピー開花の様子

※2016年5月15日撮影
笠岡ポピー畑

丁度この日はポピーフェスティバル開催日だったため、人混みを避けるために少し早めに到着しました。

以下、この日のポピー畑の様子を数枚だけですがアップしてみます。

笠岡ポピー畑 笠岡ポピー畑

 

こちら一帯に咲いているポピーは、シャーレーポピーという品種になります。(画像右のバス停風説明板より)
笠岡ポピー畑

場所的には「道の駅笠岡ベイファーム」の南側になるのですが、道の駅を挟んだ北側にはカリフォルニアポピー(ハナビシソウ)が植えられています。

そちらの方の開花時期は6月なので、丁度こちらのシャーレーポピーと入れ替わりになるんですね。

 

昨年2015年の開花の様子

※2015年(昨年)5月17日撮影
笠岡ポピー畑

上記の画像は昨年の開花写真です。

こちらを撮影したのが5月17日だったので、丁度1年前ということになります。

今年よりも咲いているような感じなので、今年はもっと咲いてくれるに違いありませんね。

 

ポピー畑で出会った面白いもの

今年、ポピー畑で見つけた面白いもの2つをアップしてみます。

1.シャボン玉製造機(バブルマシン)

バブルマシン

シャボン玉を作るバブルマシンという装置が2台、展望台すぐそばに置いてありました。

私はこの装置、身近に初めて見ましたが、去年もフェスティバル当日にはあったのかな?

小さなシャボン玉が大量に作れるようです。

笠岡ポピー畑 笠岡ポピー畑 笠岡の空

 

個人的には、音が少し大きいことが気になったのと、もっと大きなシャボン玉を数少なく出して欲しかったのですが、それは元より無理な注文なのかもしれません。

このシャボン玉の周りにはご想像通り、子どもの写真を撮っているご家族で賑わってました。

調べてみるとこのシャボン玉製造機は、バブルマシンというそうで、ANTARI ( アンタリ ) というメーカーが作っているようです。

価格は3~4万円程度。

 

この日撮影したバブルマシンの動画をアップしてみます。



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2.フラワーカーとゆるキャラ「くまなく・たびにゃん」

フラワーカー

 

ここ最近、笠岡駅前で時々見かけていた花の車(フラワーカーと言うらしい)がこの日、このポピー畑にも来ていました。

車のナンバーは「笠岡KURUMA にPOPPY

このナンバーを見てピンとくる人はいったい何歳くらいまでなんでしょうか。。

この車、ポピーらしき花に彩られていましたので、まるでこのフェスティバル用にあつらえたかのようです。

 

運転席に座っているのは、西日本旅客鉄道株式会社 岡山支社所属の「くまなく・たびにゃん」。

あまり意識してませんでしたが、たびにゃんの方も中にいたのでしょうか…。

くまなく

くまなく・たびにゃんの由来はこちら!

岡山のとある山に生息していた“くまなく”をある日、駅員さんが発見!それ以来「JR西日本岡山支社」で働くことに。左腕の同僚“たびにゃん”と吉備之国の魅力を地域の皆様と共に“くまなく”探し、情報発信していきます!
※引用:ゆるキャラグランプリHP「くまなく・たびにゃん 」のページ

 

くまなく・たびにゃん

そういえば以前、津山まなびの鉄道館のオープン日に、同館に見学に行きましたが、みまさかノスタルジーのお披露目時に、着ぐるみの「くまなく」がその場を盛り上げてました。

その時にはしっかりと「たびにゃん」もついてましたよ。

 

ちなみにこちらが「みまさかノスタルジー」

みまさかノスタルジー

 

みまさかノスタルジー号の乗り入れ動画もアップしてみます。

 

すっかり余談が過ぎましたが、フラワーカー以外にも笠岡にはいくつかのフラワーアート作品が展示されてます。

笠岡のフラワーアート作品は下記リンク先の「またたび笠岡」が詳しいです。

岡山DC特集 笠岡のフラワーアートを巡る
またたび笠岡~笠岡市観光連盟HPより



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ポピーとはどんな花?

ポピー
画像引用:マップカメラ写真館

 

私は恥ずかしながらよく知らなかったのですが、ポピーはケシ科になるんです。

ケシ、と聞いて反応?する方は多いと思いますが、そう、ケシは麻薬の原料になります。

anpanちなみにアンパンの上についているつぶつぶがケシの実(ポピーシードとも呼ばれる)であることは有名ですよね。

ちょっと心配に思う方もいるかもしれませんが、ご安心ください。

食用のケシの実は麻薬成分が含まれてない種類のケシ(ヒナゲシ)を使っており、その種子は乾燥、加熱処理され、芽が出ないように処理されているそうです。

アマゾンでもポピーシードの名前で普通に販売されてます。

 

笠岡湾干拓地で咲いているシャーレーポピーを調べてみると、ヒナゲシの改良種と書いてあったり、ヒナゲシの別名と書かれていたりして、この辺りややこしいです。

ただ、赤のシャーレーポピーは別名虞美人草(グビジンソウ)と呼ばれるそうで、その由来は下記からきているそう。

秦の始皇帝亡き後の動乱で後の漢の高祖「劉邦(りゅうほう)」と戦って敗れた楚の武将「項羽(こうう)」は、寵愛する「虞美人」とともに劉邦の大軍に包囲されました。

項羽は別れの宴を開いてから最後の出撃をし虞美人も自刃して殉じましたが、その後彼女のお墓にヒナゲシ(シャーレーポピー)の赤い美しい花が咲いたという伝説から、別名を「虞美人草」と呼ばれるようになったそうです。
※引用:国営ひたち海浜公園シャーレーポピーのページ

 

昨年、咲いてはいけない花が…

実は昨年の話になるのですが、ポピー畑から少し外れた畑の一角に、少し人だかりができていました。

家内の話によると、咲いてはいけない花が咲いていたと言うではありませんか。

よくよく話を聞いてみると、取り締まりの対象になるケシの花が咲いていたそう。

その花を見つけたら通報しなければいけないらしく、下手をすればフェスティバルの開催にも関わる大事だとか。

↓その時に撮影した画像がこちら

アツミゲシ

 

今調べてみたのですが、簡単に名前が特定できました。

やっぱりヤバイケシだったんですね。。

このケシの名前はアツミゲシというらしく、繁殖力がかなり強いらしい。

アツミゲシが最初に発見された1964年当時は、愛知県警察のみならず自衛隊まで出動する騒ぎとなり、火炎放射器や重機を繰り出して駆除に及んだ。その後、際限なく駆除が繰り返されてきたが、未だ根絶されていないどころか、現在全国各地に事実上定着している。
※引用:フリー百科事典ウィキペディア

不正なケシは、アツミゲシの他にもいくつかあります。

下記リンク先の東京都健康安全研究センターのホームページがとても詳しいので興味ある方はご参照ください。

何かしらパトロールしたくなってきました(汗)

不正なケシの見分け方
東京都健康安全研究センターHPより

 

ところでアツミゲシの大量発生については、2008年5月に茨城県で発生したものが最大規模ではないでしょうか。

2008年5月13日、茨城県下妻市の小貝川沿いの公園で、下妻警察署の警察官がパトロール中にアツミゲシ数十万本を発見した。公園は、2008年5月24日、25日に開かれる予定の「小貝川フラワーフェスティバル」の会場で、市職員によりすべて抜き取られた。 また、岐阜県の可児川では堤防に多く自生しており、抜きとってはいるが、毎年のように生えている。市では、同じく問題となっているヌートリア、アライグマとあわせて、「NAK撲滅作戦」を展開している。(ヌートリア、アライグマ、ケシの頭文字をとっている)。
※引用:フリー百科事典ウィキペディア

それにしても数十万本ってww

下記リンク先のブログにその時の様子が画像付きで掲載されてます。

小貝川ふれあい公園のポピー畑_怪しいポピー、ケシの花?
“ぽよりん”の写真集より



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笠岡湾干拓地について

次にポピー畑のある笠岡湾干拓地について書いてみたいと思います。

笠岡湾干拓地とは

笠岡湾干拓地
笠岡湾干拓地全景
※画像引用:笠岡市干拓調整課/笠岡湾干拓地内の農地情報のページ

笠岡湾干拓地(かさおかわん かんたくち)は、岡山県笠岡市市街地南方の干拓地の総称である。笠岡干拓(かさおかかんたく)とも呼ばれる。また当地の大部分を占める農業用地を中心にベイファームまたはべいふぁーむの愛称でも呼ばれる。※引用:フリー百科事典ウィキペディア

笠岡湾干拓地は、総事業費約300億円をかけて昭和41年12月から国営事業としてスタート。

20年以上の歳月をかけて平成2年3月に竣工しました。

その陸地造成範囲は、笠岡市の中心部南方から神島(こうのしま)間の概ね水深5メートル以内、1807ヘクタールの笠岡湾の水域が対象となりました。

この事業により、神島や片島・木ノ子島は笠岡と陸続きになったわけです。

笠岡湾干拓地地図
※画像引用:笠岡市HP/カブトガニ博物館/指定地の現状

 

笠岡湾干拓地については下記リンク先の笠岡市ホームページに掲載されている2動画が大変わかりやすいです。

特に下の「テレビ広報かさおか」の方は、笠岡湾干拓地の歴史から学ぶことが出来ます。

笠岡湾干拓地の動画紹介
笠岡市HP/笠岡湾干拓地の紹介ページ

テレビ広報かさおか2014年9月号
笠岡市HP/笠岡湾干拓地のテレビ広報紹介ページ

 

笠岡湾干拓地の花たち

笠岡干拓地には春は菜の花からはじまり、次にポピー、夏はひまわり、そして秋にはコスモスが咲き乱れます。

植えてある本数は、菜の花とポピーが1000万本、ひまわりが100万本、そしてコスモスが3000万本と言われています。

気が遠くなるような数字ですね。

笠岡湾干拓地の花については下記サイトが詳しいです。

笠岡湾干拓地の花
笠岡市観光連盟~またたび笠岡。より

 

まとめ

今回のポピー畑をきっかけに、私も笠岡湾についてあらためて勉強することが出来ました。

それにしても花畑は本当に癒やされますね。

この日は子どももとても喜んでいましたので、笠岡湾干拓地にはコスモスが咲く秋にかけて時々足を運ぼうと思います。

この後、広島県福山市のバラ祭りにも行ってきたのですが、こちらのバラもとてもきれいに咲いてました。

機会があればバラ祭りについても書いてみたいと思います。

 









笠岡湾干拓地のポピー畑a~2016年5月

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当ブログの管理人ヒロアキは障害児2人の父親である。子どもの障害が悪化したのを機にサラリーマンを退職。父の死、母の認知症、家内との軋轢(?)を前に、より良い生活を送る工夫を日々模索中。パソコンやネットスキルが低いのが悩み。。