夫婦問題と2人の子どもについて


 

こちらでは2人の子どもについて書いてみたいと思います。

また、子の障害を知った時の私の感情とそのときに気づいたこと、そして我が家が抱える夫婦問題が子どもに与えた影響についても考えて見ようと思います。

 

2人の子どもと夫婦問題について

まずは子どものことから書いていきたいと思います。

2人の子どもについて

下の子は生まれつきダウン症という障害があり、一方上の子は高校生になってから急に様子がおかしくなり、適応障害と診断されました。

最近の検査結果では先天性っぽい(検査結果からは断定はできないそう)と診断を受けました。

似ている障害としては自閉症スペクトラムとのこと。

今は薬とカウンセリングのおかげか目に見えて大分状態が安定し、学校へも行けるようになりました。

でもまだ薬の力を借りながらいろいろ調整している最中です。
 

 子どもの障害を知って感じたこと

子どもが病気を発症してから長期間、週一のカウンセリングを薬を服用させながらずっと続けました。

一番こたえたのは、やはりグレーではあるものの先天性の可能性があるとの診断結果。

もし先天性だったら完治する可能性は低いと思います。

この診断結果を聞いて、当然ですが私は一生、子どもの病気と付き合っていかなければいけないということにあらためて気づきました。

あらためてというのは下の子がすでに先天的な重度障害だからです。

 

上の子の発症時、私は下の子の育児にもようやく慣れ、再度サラリーマンとしてのささやかな夢を少しは見れるようになった時でした。

だから上の子の診断結果を聞いた時、私は自分の立ち位置がまた一瞬わからなくなりました。

思えばその気持ちは、下の子が重度障害を持っているとわかったときと同じよう。

当時、私は当たり前のように「頑張ればなんとかなる!」と信じ、時には気持ちだけでがむしゃらに壁を超えてきた生き方をしていました。

だからどうにもならない現実をつきつけられた時、まるで鎧を全て外された状態でめった打ちにされたかのような、イメージ不可能な現実に、ただただ家内と立ち尽くすだけ。

自分がかつて目指していたものは、そのような現実とは相容れないところにあることを、今回の上の子の診断の時、下の子の時よりもより深刻な形で実感してしまいました。

一見普通に見える上の子への不憫さを感じながら、しばらく忘れかけていた現実を、今回の件で再認識させられることになったわけです。



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一番大切にしなければいけないこと

とはいえ、今回のことでわかったこともありました。

それは、自分が一番大切にしなければいけないことがなんなのか。

そしてそのために、自分の中で常識的に行動していた優先順位が実は間違っていたこと。

それが心より理解できたことです。

 

自分が一番大切にしなければいけないこと。

それは当然子どもになるのですが、子を守るための行動の優先順位は仕事ではなく、それも同じく子どもだということが今回のことではっきりとわかりました。

今まで私は仕事にウェイトをおくことが、家庭にとって重要なことだと思っていました(一馬力なので)。

ときには客に好かれたい欲求(仕事を継続してもらうため)と自分の夢をかなえたいが為に、それを言い訳にしながら仕事に没頭してることも多々ありました。

 

話が少しそれますが、実は上の子の診断の直前に私は人生何度目かの大失敗をしてしまい、また夢に向けて一からやり直すはめになっていました。

そのため、幸か不幸か今回の件ではかなり考える(反省する)時間を持つことが出来ました。

よく考えた末気づいたのは、失敗続きの根本的な原因は、やはり家族のありかたにあったこと。

そしてそれを良くするには、なにをおいてもまずは自分を変えなければいけないということも。

今までにも何度も感じていたことですが、考える方向がずれていたため、理想論の域を越えられなかったんです。

今回はその大切なこととしっかり向き合えたので、努力は相当必要だと思いますが、少しずつでも良くなることを期待しています。

 

夫婦問題について

子どもに関することで、当然避けて通れないのが夫婦問題。。

上の子がもし先天的なものだったとしても、私たち夫婦が今まで子どもに与えた影響は、かなり悪かったのではないかと反省しています。

仮に生まれつきのものだったとしても、だからこそ悪い方に傾いたという見方もできると思います。

守ってやれなかった私たちに言い訳の余地はありません。

ところで下の子は重度障害の域に入るのですが、子が障害を持っていると夫婦間でも悩ましい問題がなにかと起こりがちです。

生活が子供中心になり、注意しなければいけないことが子の成長とともに増えていきます。

夫婦の会話も結構シビアになりがちなので、コミュニケーション能力がもとから極めて低い私たちの場合、言った言わない、あげくは罪のなすりあいが多くなり、お互いの信頼感なんて皆無に等しくなっていきました。

責任の分担は線引きが難しいし、わかっていても出来ないこともあるのが現実です。

出来た夫婦は互いを信頼して乗り切るのでしょうが、私たちの場合はカウンセリングを受けなければいけないレベルなのですでに崩壊寸前・・・。

冗談抜きで最悪のことを話す時も少なくありません。

上の子はどんな気持ちで私たちを見ていたのでしょうか。

上の子を守ってやれなかったことが今更ですが悔やまれてなりません。

でもいくら反省しても過去は変えられないので、そこから学んだことを今後、子どものために生かしてやらなければと思います。

 

さいごに

かなり悲観的になってきましたが、それでも私たちの日常は問題は多くあるものの、基本的に楽しくやってます。

ただ経済的にかなりしんどくなってきたことから、この4月からは家内も私もアルバイトなどをして切り崩す額を少しでもおさえていく計画です。

家庭の雰囲気が良ければ、多分経済的にも自然に回っていくものだと思いますが、私たちの場合、夫婦仲にムラがありすぎ、それが経済的にもかなり悪影響になってます(別居したりその他いろいろ・・・)。

今の課題は家庭の雰囲気をよくすることにつきると思うので、とにかく努力しなければと思います。

 









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ABOUTこの記事をかいた人

当ブログの管理人ヒロアキは障害児2人の父親である。子どもの障害が悪化したのを機にサラリーマンを退職。父の死、母の認知症、家内との軋轢(?)を前に、より良い生活を送る工夫を日々模索中。パソコンやネットスキルが低いのが悩み。。